先週木曜日アメリカ時間の2012年11月1日、アメリカ数学会(American Mathematical Society 略称:AMS)より初代のフェローが発表され、Kavli IPMUの主任研究員、
大栗博司さんがその一人に選ばれました。 物理学者の大栗さんですが、実はカリフォルニア工科大学では物理学と数学のいずれの学部でも教授をつとめているなど数学分野での業績も高く評価されていることが今回の選出につながっています。 また今回東大からは数理科学研究科の儀我 美一教授も同フェローに選ばれています。 このニュースについては東京大学からプレスリリースを配信するとともに、 Kavli IPMUのHPでも公開していますのでリンクから記事ご覧ください。 Kavli IPMUメンバー一同、大栗さんのますますの活躍を期待しています!
京都大学の細川隆史研究員 (現 日本学術振興会海外特別研究員)、大向一行准教授、東京大学の吉田直紀准教授、NASAジェット推進研究所のハロルド・ヨーク博士の4人による研究チームは、宇宙最初の星:ファーストスター(初代星)が生まれて成長していく過程のコンピュータシミュレーションを初めて行い、最終的に太陽のおよそ40倍の重さの星ができることを示しました。
そして、その論文が今日、米科学雑誌Scienceの電子板Science Expressに掲載されました! この件で火曜日には記者会見も行いましたが、たくさんの記者の方にお越しいただきました。 今日の朝はNHKなどで会見のようすが放送されたので、見られた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111111/t10013885581000.html IPMUのページはこちら 是非ご覧ください!
先日、IPMU特任助教のSilvermanさんによるプレス発表がありました。
観測の結果、銀河同士の重力の相互作用が、超巨大ブラックホールの成長を促進していることが分かり、その論文がアクセプトされました。 天文関係のニュースのときは、きれいな画像が付くので、ぱっとみたときに人目を引きますね。 ちなみに、このニュースは世界リリースしたのですが、残念な事に、イギリスのメディアには 「The University of Kashiwa」と・・・ そう、東京大学ではなく、柏大学になってしまっていました。 Silevermanさんとは、思わず笑ってしまいましたが。 リリース内容はこちら よければ見てみてくださいね。
東京大学IPMUを含むスローン・デジタル・スカイ・サーベイⅢ(SDSS-Ⅲ)研究グループはシアトル市で開催中の第217回米国天文学会会合でこれまでで最大のデジタル宇宙カラーイメージを公開し、すべての人に無料で提供します。
このことに関するプレスリリースを昨日行いました。 詳しい情報は下記のURL(IPMUのWebページ)をご覧ください。 http://www.ipmu.jp/ja/node/939 きれいな星や銀河の高解像度の画像がたくさん見られるようになり、楽しみですね!
残暑の厳しさが続いています。皆さんは夏バテなどされていませんか?
ブログの更新がまたあいてしまいました。 今日は、先日リリースされた発表記事をご紹介します。 UCLA教授で、IPMU併任研究者のAlexander Kusenko氏を含む研究チームが、我々の住む天の川銀河の中で原子核の加速器が作動している証拠をつかみました。 詳細はIPMUのWebページをご覧ください。 →http://www.ipmu.jp/ja/node/804
2010年5月27日、IPMUの主任研究員であるDavid Spergel氏が香港のショウ賞(天文学部門)を受賞いたしました。
ビッグバンの残り火である宇宙背景放射を観測するためのウィルキンソン・マイクロ波異方性探査機(WMAP)実験による功績が評価されました。Princeton大学教授のLyman Page氏、Johns Hopkins大学教授のCharles L Bennett氏との共同受賞です。 ショウ賞は2002年、香港の映画・メディア界の有力者ランラン・ショウによって設立され、天文学賞、生命科学および医学賞、数学賞の3部門が毎年表彰されます。 授賞式は2010年9月28日に予定されています。 IPMUのWebページはこちら
広島大学宇宙科学センター 川端弘治准教授、東京大学数物連携宇宙研究機構 前田啓一特任助教、野本憲一特任教授・主任研究員、田中雅臣特任研究員らを中心とする研究グループは、特異な超新星SN2005czに対して、すばる望遠鏡などを用いた観測を行いました。その結果、この超新星は太陽の10倍程度の質量をもって生まれた星がその生涯の最期に爆発した超新星であることを突き止めました。これは、星の標準理論から予想される、「超新星として爆発する星」と「静かに生涯を終える星」のちょうど境目にあたります。このような超新星は宇宙で発生する超新星の多くを占めるはずですが、現在までの観測例はもっと重い星を起源とする超新星ばかりであり、超新星を起こす星の質量の下限は観測的には検証されていませんでした。本研究によりその性質が明らかになったことで、星の進化理論が検証され、超新星が宇宙の進化に与えた影響を研究するうえでも重要な手掛かりになると期待されます。
この研究成果は英国の科学学術誌 Nature に掲載されました。 詳しい情報はIPMUのWEBサイトをご覧ください→http://www.ipmu.jp/ja/node/725
数物連携宇宙研究機構(IPMU)の田中賢幸特任研究員は、ドイツ・マックスプランク研究所のAlexis Finoguenov研究員、京都大学・宇宙物理学教室の上田佳宏准教授と共に、現在までに知られている最も遠くの銀河集団を、X線・近赤外線という目に見えない光を使って発見しました。
銀河の色・形は銀河の住む場所によって変わることが知られていますが、その明確な原因はまだわかっておらず、今回の観測から少なくとも96億年前に既にこのような偏りがあることが判明しました。宇宙の歴史をさらに遡る努力が続けられています。 この研究論文は米国のAstrophysical Journal Letters誌に掲載が決まっています。 詳しい情報はIPMUのWebサイトをご覧ください→http://www.ipmu.jp/ja/node/712
日本の物理学分野で最も権威があるとされる仁科記念賞の2009年度受賞者に、IPMUの大栗博司主任研究員が選ばれました。
授賞理由は「トポロジカルな弦理論の研究」です。 授賞式は12月4日に都内で開かれるとのこと。 大栗先生、おめでとうございます。 今回の受賞を心からお祝いするとともに、今後も超弦理論研究に大きな貢献を続けられることを期待したいと思います。 IPMU プレスリリース => http://www.ipmu.jp/ja/node/543
本日、大栗博司主任研究員と山崎雅人氏の研究成果が『Physical Review Letters』に掲載決定した件で、プレスリリースを行いました。
タイトルは、『結晶の模型を使って、ブラックホールの量子情報を解読』 というものです。 詳細はIPMUのHPをご覧ください。 →http://www.ipmu.jp/pdf/Ooguri_jp_20090408.pdf < 前のページ次のページ >
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