引き続き更新が追いついていないブログですが、
今回は先週末、6月15日に行われた「サイエンスカフェ宇宙2013」 のご報告です。 不安定なお天気の中、ご来場いただいたみなさん、有難うございました! 今年で5年目になる多摩六都科学館さんと共催のサイエンスカフェ。 すっかり恒例行事になって常連の方のお姿もちらほら。 6月15日、第1回の講師は、理化学研究所主任研究員の初田哲男さん。 理研では初田量子ハドロン物理学研究室とともに今年四月に立ち上げた 理論研究グループiTHESも率いていらっしゃいます。 そしてKavli IPMUの客員上級科学研究員も兼任していただいていることから 今回の講師をお願いしました。 ちなみに初田さんは2007年にiPS細胞の山中伸弥さんの研究などと並び 「Nature」誌のハイライトに選ばれる素晴らしい成果を残されています。 この研究についてはKavli IPMU主任研究員大栗博司さんの近著 「強い力と弱い力」にも取り上げられていますので、今回のお話を聞き逃した方、 さらに興味を持たれて勉強されたい方にもおすすめです! 今回のサイエンスカフェでは「物質の構造:クォークの世界」というタイトルで まず物理学とはどのような学問なのか?そして物質とは何なのか?という 根源的な内容から始まりました。 ヒッグス粒子などのホットなトピックや初田さんが取り組んできた研究について、 そして物質の最小単位から壮大な宇宙の謎まで次々と興味深い話が続きます。 私たちKavli IPMUメンバーは客員研究員の初田さんとは普段お会いする機会が ほとんどなく、講義を聞くのは初めてだったのですが、初田さんの関西弁での 親しみやすいお話に、笑いも絶えずとても和やかなサイエンスカフェとなりました。、 最後のクイズコーナーでは、全問正解者に理化学研究所からとKavli IPMUからの お土産をお渡ししました。 正解者続出で景品が足りなくなるのではと少し焦ってしまうくらいでしたが 最後の難問でなんとか無事正解者全員にお土産をお渡しできました。 お土産セットの写真を撮影するのをすっかり撮影を忘れてしまい、反省しきりですが、 理研さんからは仁科加速器センターバッグや核図表ポスターなど担当者も「欲しい!」 ものをご提供いただきました。 お土産を受け取られた方、是非大切に使ってくださいね! という事で、今年第1回目のサイエンスカフェは盛況のうち無事終了しました。 次回のサイエンスカフェは今週、6月22日です。 こちらは残念ながら既に申し込みは締め切っているのですが、 七夕前日、7月6日のサイエンスカフェはまだ申込み受付中です。 ホームページをご覧の上、お申込みお待ちしています!!
先にお知らせしています講演会「宇宙の?に迫る~私たちが宇宙に存在する不思議~」のインターネット生中継が決定しました!!
Kavli IPMU機構長の村山斉に加え、テレビ番組の出演などで女性ファンも多い国立天文台教授の小久保英一郎さんの講演という事でたくさんのご応募を頂いた抽選の結果、残念ながらご参加いただけないことになった方も大勢いらっしゃると思います。 そんな方々にそして、「東京へはなかなかいけません・・・」という関東地方以外在住の方も講演会を生中継でご覧いただけるチャンスです! 視聴方法など詳しくはKavli IPMUの告知ホームページをご覧の上、お楽しみいただだければと思います。 インターネット生中継は3月24日(日)午後1時スタートです!!!
週末に書店に行ったところ、先日お知らせしたKavli IPMUの村山斉機構長の「宇宙になぜ我々が存在するのか」と大栗博司主任研究員の「強い力と弱い力~ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く」が仲良く並んで積まれていました。
新聞広告も出ていたようですし、多くの方に手に取っていただけると嬉しいです さて、本日は一般講演会のお知らせです。 Kavli IPMUのホームページではすでにお知らせをしていますが、3月24日の日曜日に一般講演会「宇宙の?に挑む~私たちがここに存在する不思議~」を開催します。 この講演会はわれらが機構長村山斉に加え、国立天文台教授の小久保英一郎さんをお迎えして東京大学本郷キャンパスの伊藤謝恩ホールで行われます。 この講演会は春休みの時期に開催されるということもあり、普段は授業や部活動で講演会に出かけることのできない高校生のみなさんに沢山来て頂きたいと思っています。 小久保さんからは普段Kavli IPMUの研究者から聞く事のできない地球や惑星のお話を聞けることもあり、担当者もとても楽しみです 今回の講演会では高校生の代表と村山さん、小久保さんという二人の講師と直接宇宙について意見を交わすことのできるパネルディスカッションの開催も予定しています。宇宙や研究についてこの二人に直接聞いてみたいことはありませんか?「我こそは!!!」という熱い高校生は応募フォームからのお申し込みをお待ちしています。 パネルディスカッションの進行役は東京大学本部広報室の特任研究員、南崎梓さん。 「理系に進むと研究室にこもりっきりでオシャレもできなくて・・・・」と理系への進学を迷っている女子高生のみなさん、是非南崎さんに会いにきてください! 理学博士号を持つバリバリの”リケ女”ながら、そんな理系女子のイメージをくつがえすとても可愛い方です。 と、お楽しみも盛りだくさんの講演会です。 詳しくはKavli IPMUのホームページをご覧の上、お申し込みをお待ちしています!! 最先端研究開発支援プログラム 村山プロジェクト一般講演会 「宇宙の?に挑む~私たちがここに存在する不思議~」 【プログラム】 『星くずから地球へ』 講師:小久保英一郎 (こくぼ えいいちろう) 自然科学研究機構 国立天文台理論研究部 教授 東京大学大学院理学系研究科 天文学専攻兼任 『宇宙になぜ我々が存在するのか』 講師:村山斉 (むらやま ひとし) 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU) 機構長/特任教授 カリフォルニア大学バークレイ校 マックアダムス冠教授兼任 パネルディスカッション 『私たちが宇宙に存在する不思議』 コーディネーター:南崎梓 東京大学広報室 特任研究員 日時:2013年3月24日(日) 13時~17時 (12時30分開場) 場所: 東京大学伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール 定員: 450名(事前申込・抽選制) 参加費: 無料 対象: 高校生と高校生以上の一般の方 ※高校生の参加を歓迎いたします。また高校生のグループ応募を受け付けています。 詳細はKavli IPMUホームページをご覧ください。
※今回は杉並区在住、在勤、在学の方(+北海道名寄市近郊にお住いの方)向けの
お知らせです。 11月17日の土曜日に東京都杉並区の杉並区立科学館で、Kavli IPMU特任教授の 高田昌広さんが講演を行います。 題目は「宇宙のダークサイド~ダークマターとダークエネルギーが支配する宇宙~」 高田さんはSuMIRe計画の主要メンバーとして今年試験観測を開始し、来年には いよいよ待望の本格運用を迎える予定のハイパーシュープリームカム(HSC)を使った 観測計画を通しダークマター、ダークエナジーの謎を解明する研究に取り組んでいます。 最新の研究成果を交えた講演を聴く絶好のチャンスですので、杉並区の方はどうぞ 足を運んでください。 (ここだけの話ですが、高田さんの低音の素敵な声もお楽しみに) またこの講演会は杉並区の友好交流都市の北海道・名寄市の天文台で 中継で聴講することができるようです。 こちらについてもなよろ市立天文台のホームページをご覧ください。 同講演会は杉並区科学館の主催イベントになります。 詳しくは講演会ホームページを ご確認いただき、お問い合わせに関しても杉並区科学館にお願いします。 杉並区立科学館主催 天文の夕べ・講演会 「宇宙のダークサイド~ダークマターとダークエネルギーが支配する宇宙~」 講師:高田昌広(Kavli IPMU特任教授) 日時:2012年11月17日(土)18:30~20:30 ※詳しくは同講演会ホームページへ
先週末、26日、27日に開催された東京大学柏キャンパスの一般公開。
好天に恵まれた事もあり、例年以上に多くの方にご来場いただきました。 特に土曜日の27日、大栗さんの講演会については満員御礼となり、 立ち見も含めて会場が満員になり、用意していた中継会場についても 満席という大盛況でした。 担当者は走り回っていたので大栗さんの講演をじっくり聴く事はできなかったのですが、 会場外から見ても、大栗さんが身振りを交えながら情熱的に話している様子が 伝わってきて、みなさんにもきっとご満足いただけたことと思います。 講演会と同じ会場で行われた”デジタル宇宙シアター”も大人気で 入場開始前から並んでいる方もいるほど。 Mitakaという国立天文台の開発したソフトウェアを使い、天文学を専攻する大学院生が 解説を行うのですが、それぞれの研究内容を反映させていることもあり解説内容に 個性がでるので、何回見ても楽しめます。 また今年初めての試みだったミウラ折りや天文クイズ、タングラムといった体験企画は、 当初はお子さん連れや学生の方向けに用意していたのですが、大人の方にも 楽しんでいただけたようで、嬉しい限りです。 そしてSony ExploerScienceさん、SONYさんのご協力で上映が実現した 「宇宙のはじまりの物語」3D版も、お子さんだけでなく、幅広い年齢の方に ご好評をいただきました。 お子さんが飛び出す映像に手を伸ばしている様子や、 「”ひも”(超ひも理論の)を2つつかまえた~」 と話していたのがとてもかわいかったです (ひもをつかまえる↑体験をされたい方は是非お台場の ソニー・エクスプローラサイエンスへ!) 例年好評をいただいている”Kavli IPMU研究棟見学ツアー”もお申し込みが多く 臨時便を出す人気でした。 日々この建物で業務を行っているスタッフによる案内で、日々の研究や業務の 様子なども感じていただけていればいいなと思います。 ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました!!!
本日・明日の2日間、(10月26-27日)東京大学柏キャンパスのオープンキャンパスが行われています。
初日の今日は平日にも関わらずたくさんの方にご来場いただき、有難うございました!!! 明日は12:30からKavli IPMU研究棟で「重力とはなにか」がベストセラー中の 主任研究員大栗博司さんの講演が行われます また以前のブログでもご紹介した通り、午後は東京大学柏図書館のメディアホールで 村山斉機構長の講演もあるということで、両方の講演会を聴講する事を 楽しみにされている方も多いと思います。 一つだけご注意いただきたいのが、柏図書館メディアホールでの講演会は 柏キャンパス全体の講演会で各研究所の講師の先生が次々と講演を行い 座席の入れ替えがありません。 そのため村山さんの講演会は15:10からですが、その前の時間から 座席が埋まっている可能性があります。 満席の場合はKavli IPMU研究棟や他の場所で生中継もありますので 講演会のスタッフにお尋ねください。 また本日大人気だったSony ExploerScienceとのコラボ作品 「宇宙のはじまりの物語」の3D上映時間も追加します! こちらはKavli IPMUが全面監修させていただいた作品ですが、SONYさんの 技術でダイナミックな宇宙のはじまりを体験できる作品になっています。l 普段はお台場にあるSONYの科学館、ソニー・エクスプローラサイエンス(SES)で 上映している作品を今回はSESさんの全面協力の元、最新のSONYのテレビや機材を、 ご提供いただいたことにより、柏のKavli IPMU研究棟でみなさんにご覧いただけることになりました。 本日お時間が合わなかったり、満席だったりでご覧いただけなかった みなさまどうもすみませんでしたm(_ _)m 明日は上映時間を倍に増やしますので多くの皆さんに楽しんでいただければと思います。 またこちらも同じく大人気だった天文・宇宙クイズやミウラ折りなどの体験コーナー。 参加されたみなさんには〇秘(?)のプレゼントもあるかもしれませんので どうぞお楽しみに!!! では明日も東京大学柏キャンパスにてお待ちしています 【ご紹介したイベントのスケジュール】 ■講演会「重力とはなにか」 講師:大栗博司(Kavli IPMU主任研究員) 場所:Kavli IPMU 1F大講義室 日時:10月26日 12:30~13:30 ■「宇宙のはじまりの物語-3D」 場所:Kavli IPMU1F セミナールームB 上映時間:10:00 10:30 11:30 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30
今年のノーベル各賞の発表も無事終わりました。
物理学賞では昨年に続いての天体物理学や素粒子物理学などKavli IPMUの 研究に近い分野からの受賞とはならなかったものの、日本国民としては 医学生理学賞での山中さんの受賞という大変明るいニュースがありました さて、今日は”ノーベル賞つながり”で、ノーベル賞受賞者による講演会のお知らせです。 超新星観測から宇宙の加速膨張を発見したことにより2011年度のノーベル物理学賞を 受賞した3名のうちの一人、ブライアン・シュミット博士が11月に来日されます。 今回東京大学では博士の来日に合わせ、2012年11月19日(月曜日)18時より 理学系研究科付属天文学教育センター、ビッグバン宇宙国際研究センター、 カブリ数物連携宇宙研究機構という3つの宇宙・天文の研究所の主催で シュミット博士の講演会を開催することとなりました。 講演のタイトルはズバリ、 「加速する宇宙 The Accelerating Universe」 です。 ノーベル賞につながった研究をいかに進めてきたのか、また加速膨張を続ける 宇宙の未来とは・・・?などとても興味深い講演内容になっています。 英語での講演ですが、スライドには日本語の用語解説も入りますし、先着650名には 同時通訳機も貸出します。 事前申し込み不要となっておりますので、ノーベル賞受賞者の講演を楽しむ絶好の機会に どうぞお誘いあわせの上、足を運んでいただければと思います。 講演会 「加速する宇宙 The Accelerating Universe」 講 師: ブライアン・シュミット(Brian P. Schmidt)博士 2011年ノーベル物理学賞受賞 (オーストラリア国立大学ストロムロ山天文台) 題 目: 「加速する宇宙 The Accelerating Universe」 日 時: 2012年11月19日(月)18時~19時(17時半開場) 会 場: 東京大学本郷キャンパス 安田講堂(東京都文京区本郷7丁目3番1号) 入 場: 無料。事前申し込み不要。当日先着順。どなたでもご参加できます。 定 員: 1100名 備 考: 講演は英語ですが、同時通訳がつき、スライドには日本語の用語解説が入ります。なお、同時通訳受信機は先着650名様に限りご利用いただけます。 問い合わせ先: (Eメール)toiawase◎resceu.s.u-tokyo.ac.jp ※メール送信のさいはアドレスの◎を@(アットマーク)に変えて送信ください。 詳しくはブライアン・シュミット博士講演会ホームページをご覧ください。 ブライアン・シュミットも 昨年は
柏キャンパス一般公開に続けてのお知らせになります。
来月、11月10日に今回で第7回目を迎えるカブリ数物連携宇宙研究機構と宇宙線研究所(ICRR)の合同一般講演会が開催されます。 Kavli IPMUは理論研究を行っている研究者、”理論屋さん”が多く所属する一方、ICRRは様々な実験に取り組んでいる”実験屋さん”が多いということもあり、両研究所が共同で行うこの講演会はそれぞれ違った手段・手法で宇宙研究に取り組んでいる研究者の話を一度に楽しめることで毎回ご好評をいただいています。 今回はKavli IPMUから主任研究員の杉山直さんが講師として登壇します。 メディアや講演会でもおなじみの杉山さんが暗黒エネルギーについて最新の研究成果を交えてわかりやすくお話しします。 またICRRからは塩澤眞人准教授がニュートリノ研究についてお話しします。普段は神岡で実験に取り組まれている塩澤さんからどんなお話が聞けるかも楽しみです。 こちらの講演会は事前申込みによる抽選制になっています。 申込み締切は10月19日ですので詳しくはKavli IPMUのHPをご覧の上、たくさんのご応募お待ちしています。
猛暑が続く夏休み、7月28日(土)にこのブログでも告知をしていた
高校生向け科学体験イベント「宇宙をのぞいてみよう!」が開催されました。 講義は朝10時からカブリIPMUの研究棟から徒歩1分の同じキャンパス内 の第二研究棟1階の「柏宇宙論情報発信センター」からスタートしました。 午前中はカブリIPMU広報担当准教授の大林由尚さんの授業です。 ずっと研究を続けてきたニュートリノだけでなく、IT関係に強い大林さんらしい、 最新のTV会議システムやPCを使った授業です。 TV会議システムでの通信授業はまず国立天文台ハワイ観測所と交信。 講師は国立天文台ハワイ観測所アウトリーチ支援員のRamsey Lundockさん。 Ramseyさんは日本の大学院で天文学の博士号をとったこともあり、 日本語がとてもお上手。 日本語ですばる望遠鏡についての授業をしてくれました。 すばる望遠鏡のサイズをガンダムと比較して説明してくれたRamseyさん。 「ガンダムはSFの物語の中のロボットだけれど、日本が誇るすばる望遠鏡は SFではない現実の世界で活躍している素晴らしいロボットであり、 この素晴らしさを多くの人に伝えたい」という熱い思いを語ってくれました。 高校生にはその素晴らしさが早速伝わったようで 「どうすればすばる望遠鏡で働けますか?」などの質問が飛び出しました。 次の通信授業は岐阜県飛騨市の神岡鉱山の地下1000メートルで 暗黒物質を追い求めているXMASS実験施設より、カブリIPMU准教授の Kai Martensさんの登場。 英語での授業を通訳しながらということで、少し難しかったかもしれませんが、 実際のXMASS施設を(外側からですが)ライブ映像で見せてもらう事もできた 貴重な内容でした。 このほかにもスローンデジタルスカイサーベイ(SDSS)の実際のデータから 星や、銀河を探す授業など盛りだくさんの授業に熱心に取り組んでいました。 そしてこの日の講義にはサプライズゲストとしてカブリIPMU機構長の村山さんと 副機構長の片山伸彦さんも参加! 大学院生のTA(ティーチングアシスタント)に交じって高校生に直接アドバイスを する場面もなんとも贅沢な授業です。 SDSSのデータについて説明をする村山さん 参加者全員でのランチタイムを挟んで午後はカブリIPMU客員上級科学研究員 小松英一郎さんの講義です。 小松さんと言えば、現代宇宙論の基礎(宇宙年齢137億年や宇宙の組成 (暗黒物質23%など)に大きな貢献をしたWMAPの研究で有名ですが、 ”こつこつと衛星のデータ解析をしている研究者”というイメージとは真逆のとても エネルギッシュな方で、この日の講義も”白熱宇宙教室”といった感じです。 小松さん自身の”宇宙についてもっと知りたい、そしてわかったことを伝えたい” という熱い気持ちが高校生にも伝わったようです。 高校生に講義をする小松さん カブリIPMUではこれからも将来の科学者を目指す中学生や高校生の皆さんと、 研究者が直接触れ合い、宇宙や研究の世界に興味を持ってもらえるようなイベントを 開催したいと思っています 本当に暑い中、決して便利とは言えない柏のカブリIPMUまで来てくれた 参加者のみなさん、どうもありがとうございました!!!
先週土曜日、6月30日に今年の多摩六都科学館でのサイエンスカフェ第1回が大盛況のうち、無事終了いたしました。
ご来場いただいた皆さん、どうもありがとうございました!!! 今回の講師は日本天文学会の理事長で、今年からは法政大学の教授として理工学部創生科学科で教鞭をとっていらっしゃる岡村定矩さんです。 なぜカブリIPMUのサイエンスカフェに法政大学の先生が?と思われた方にお答えします。 岡村さんは今年3月まで”東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構”の”国際高等研究所”の所長をされていたという事で、カブリIPMUには大変ご縁のある方なのです 今回のタイトルは「バリオンの宇宙」ちょっと難しそう・・・?と思っていた方も、岡村さんの「難しいタイトルをつけていると皆さんが興味を持ってくれるので・・・」との発言で会場に笑いが広がり、和やかな雰囲気で今年のサイエンスカフェが始まりました。 岡村さんの講演はとてもわかりやすく人気があると以前から聞いていたのですが、担当者自身実際に聴講するのは初めてなので楽しみにしていました。 このところ宇宙と言えばかならず話題に上る”はやぶさ”、”小惑星いとかわ”やISS(国際宇宙ステーション)などの飛行している場所についての解説や、実際に用意したピンポン玉を太陽にみたてて太陽系から系外宇宙までの広さをイメージしてみたりのお話に、自分の頭の中にどんどん宇宙の広さのイメージがわいてきます。 サイエンスカフェですから、話を聞いているだけではなく、いろいろ考えて”参加”していただきたいという事でクイズのコーナーなどもありました。 クイズ回答札を掲げる参加者の皆さん また、各コーナーの合間には質問コーナーを設け、気軽にQ&Aを行いました。 みなさんの熱心な質問に丁寧に答えるあまり、実は時間が足りなくなって、最後少しスライドを飛ばす羽目になるハプニングもあったのですが・・・・ ニコニコと質問に答える岡村さん そうそう!岡村さんが天文に興味がある方に強力におすすめしていたものがあります。 それは 「一家に一枚宇宙図」です。 気軽にダウンロードできるようですので、ぜひご覧いただければと思います。 次回のサイエンスカフェは今週土曜の7月7日。このブログを読んでいただいている方にはおなじみの(?)吉田直紀さんが登場です。 プラネタリウムを使っての少し変則的なサイエンスカフェですが、その分迫力のある映像を楽しむことができます。(昨日リハーサルをのぞいてきましたが仕事を忘れ思わずボーっと美しい映像を眺めてしまいました・・・) 若干名でしたらまだお席がご用意できますので、「なんだか楽しそう!」と思っていただけたら前回のブログ記事をご覧の上、7月6日までにご応募ください。 また9月のサイエンスカフェは今回と同じくカフェ形式で行います。「サイエンスカフェを体験してみたい!」という方は9月の阿部知行さんのサイエンスカフェ(多摩六都科学館で応募受付中です)にお越しください。 < 前のページ次のページ >
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