10月25日に、柏キャンパス一般公開でIPMU機構長村山の特別講演会が行われました。
タイトルは、「消えた反物質の謎」。 とても多くの方に来場いただき、会場は満員に。 席が取れなかった方のために、我々は別室2ヶ所で中継ビデオを提供いたしました。 しかし中継箇所よりはやはり生で講演を聴きたいと思われる方が多く、立ち見の方がたくさんいらっしゃいました。 せっかく来場いただいたにも関わらず、会場のお席が用意できず、立ち見で見られた方にはお詫び申し上げます。 聴講者数は約280名でした。 今まさにホットなキーワードの素粒子、反物質、ニュートリノなど満載に盛り込んだ40分間でした。 宇宙の面白さを感じていただけたのではないでしょうか。 IPMUでは今後も積極的にアウトリーチを行っていきます。 直近のイベントとしては、 11月24日(祝・月)には、機構長村山がお台場にある科学未来館の「サイエンスアゴラ」イベントにて講演会を行います。 13:30-14:15(45分間)に科学未来館の大会議室1にて。 お知らせはまた後日いたしますが、お時間ある方は是非いらっしゃってください!
平成20年度湯川記念財団・木村利栄理論物理学賞の受賞者として、IPMUの杉本茂樹特任教授と、茨城大学の酒井忠勝准教授が決定いたしました。共同受賞ということになります。
この賞は、重力・時空理論など基礎的な理論研究で業績をあげた研究者に贈られます。 受賞理由は 「ゲージ理論/超弦・重力理論対応に基づく量子色力学の双対ホログラフ模型の構築」。 このことを受け、昨日IPMUからプレスリリースを発表いたしました。 詳しくはこちらをご覧下さい → http://www.ipmu.jp/pdf/sugimoto_20081023.pdf プレスリリースを作成するにあたり、教授杉本から内容をやさしくレクチャーしていただきました。 研究内容が複雑なので、まったく分からない人に説明するのは難しいと思うのですが、 やわらかい言葉で丁寧に教えていただけました。 とにかく温厚な雰囲気のやさしい方です! 私は現在宇宙について勉強中なので、楽しくお話が聞けました。 杉本はノーベル賞受賞者である益川教授の研究室に以前おり、とてもお世話になっていたとのこと。 ノーベル賞受賞決定の際はちょうど京都にいて、研究室で「かんぱーーい!!」した様子がテレビに映っていたそうです(笑)。 IPMUメンバーは何名かその様子をテレビで目撃しているらしく、私は見逃してしまったので残念! 受賞式は2009年1月23日に行われます。
今週24日(金)と25日(土)の2日間にわたって、東京大学の柏キャンパスで一般公開が行われます。
詳しくはこちら→http://www.kashiwa.u-tokyo.ac.jp/ 特別講演会では機構長村山が講演をいたします。 タイトル:「消えた反物質の謎」 時間:14:20〜15:00(40分間) 場所:東京大学 柏キャンパス 図書館1階メディアホール 今回の講演では アメリカのテレビドラマ「スタートレック」や、 ダンブラウンの「天使と悪魔」(これは来年春映画公開が予定されています。「ダヴィンチコード」と同じく、ラングトン役はトム・ハンクス!) などでもキーワードになっている「反物質」にスポットをあてます。 最近のニュースではLHCの稼働でもこの「反物質」が話題になっていましたね。 さらに!ノーベル物理学賞の受賞が決定した小林・益川両氏の理論の解説も含みます。 これは、今まさに話題のトピックですので、「言葉は聞くけどよく分からない」、「少し知っているけど、もっと詳しく理解したい」方に満足していただけることでしょう。 今回は事前申し込み制ではないので、お早めにご来場ください。 お問い合わせ先は 東京大学 柏地区 事務部 渉外・広報室 TEL: 04-7136-3106 E-mail: [email protected] へお願いいたします。 多くの方のご来場をお待ちしております。
今夏IPMUに就任した外国籍研究者が受講している"日本語入門クラス集中コース"(IPMU提供による)で、最終日に受講者による日本語スピーチが行われました。
スピーチ前、事務室へ自分の日本語力を試しに来る研究者たち。 「好きな食べ物はなんですか?」などの質問を事務部員に尋ねます。 いざ本番。 自分で考えた文章で、自己紹介や日本での生活などをそれぞれ3分ほどスピーチいたしました。 この"日本語入門クラス集中コース"は合計40時間ほどのコースなのですが、この40時間で皆とても上手に日本語を話すようになっていました! このように、身振りも加えてスピーチする研究者も。 スピーチ後は事務部門長より修了証を授与いたしました。 研究者は「皆さんよく頑張りましたね!」と先生からお言葉をいただきました。 日本語を1から覚えるのは大変なことだと思います。 本当に、皆よく頑張りました。 最後に記念撮影。 達成感にあふれています。 今後も日本での生活を充実させるため、学習を続けていただきたいものです。
IPMUでは、何名かのボランティアの方に、日々の業務のお手伝いをしていただいています。
・通訳(日本語が話せない研究者と役所や銀行へ一緒に行っていただく) ・3時のティータイムに提供するお菓子を手作り ・翻訳作業 ・ティータイムのセッティング などの業務です。 ボランティアの方々に、IPMUメンバー(事務・機構長・研究者)から日頃の感謝の気持ちを直接伝えよう!というコンセプトのもと、 「ボランティアの方々との懇談会」イベントを開催いたしました。 研究者がいつも行っている3時のティータイムにボランティアの方々をご招待し、 皆で一緒にクッキーを食べ、お茶を飲んで交流を深めよう!という企画です。 普段よりもさらに多くのIPMUメンバーが揃い、大人数でのティータイムとなりました。 また、手作りのお菓子がいつもにも増して豪華! エクレアやシュークリームもあり、華やかな雰囲気でした。 一緒に役所へ行ってくれた通訳の方と再会したりして、研究者も嬉しそうでした。 ボランティアのみなさまへ。 来て下さってありがとうございました! これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
昨日、ノーベル物理学賞の受賞が日本出身の3人の研究者に決まりましたね!
南部先生、益川先生、小林先生、おめでとうございます。 2008年12月10日にスウェーデンのストックホルムで授賞式は行われます。 素粒子に関する彼らの功績が現在の理論物理学の発展に大きく役立っているという点から今回の受賞に至ったそうです。 かなり以前の研究の成果が今こうした形で正式に評価されたこと、 やはり同じ日本人として嬉しいですし、すごいなぁと感じています。 素粒子はIPMUでの研究にももちろん関係しています。 宇宙研究には欠かせない素粒子。 LHCの稼働もあり、今まさにホットな分野じゃないでしょうか?? また、日本人研究者のモチベーションも上がりますね。 とにかく、嬉しいことです。
10月3日、1周年を迎えたということで、全体会議とPI会議、そして夜にはパーティーを行いました。
全体会議では機構長村山が、研究者と事務へむけて1年の歩みを説明いたしました。 また、事務部門からも研究者への連絡事項をいくつか伝え、 相互の理解を深めるいい機会となりました。 集合写真を撮りました。何人かはIPMU Tシャツを着ています! 夜からはパーティーを開催。 81名が参加しました。 奥さまやお子さん、ガールフレンドを連れてきてくれた研究者も多く、とても盛り上がりました! 日本人も外国人も大人も子どももごちゃまぜで、おしゃべりがとまりません。 かなりうるさかったんじゃないかなぁと思います。 でも、いろいろな方とお話する機会がもて、楽しかった! IPMUのPIである佐藤勝彦先生ともお話できました。実は今、先生の「眠れなくなる宇宙のはなし」という本を読んでいるんです。とても面白くておすすめですよ! ボランティアの方の作品、IPMUケーキ! たくさんのケーキが並び、すごく華やかでした このケーキに即席ろうそくを点けて、皆でハッピーバースディの歌を大合唱しました。 Happy Birthday dear IPMU
10月2日に、発足1周年の進捗状況をお伝えする記者会見を開きました。
10月1日をもって発足1年が経過、 さらに その日に外国籍の専任研究者が全体の5割を超えました。 WPIプログラムから提示された目標として ・研究者のうち30パーセント程度は短期滞在者を含め外国人 という数値がありますが、IPMUはその数値を大幅に上回ることができたといえます。 真の国際拠点として急成長するIPMUの歩みを機構長村山が説明しました。 この会見で、IPMUらしさを出すために工夫したことがあります。 それは、外国籍の専任研究員10名を会見に参加させたことです。 これは機構長のアイディア。 IPMUを選んだ理由、実際のIPMUでの生活、そして研究活動について、研究者自身に語ってもらいました。 記者からの質疑応答に多くの研究者が進んで応えてくれました(通訳は機構長がつとめました)。 記者の方から 「すべてにおいて日本にない新しさがあるが、会見のやり方も新しいですね」 という言葉をいただきました。 自分たちでIPMUを盛り上げていく、そして成果を必ず出してみせる、という 彼らの熱意が記者の方々に伝わったのではないかと思います。
10月1日をもって就任した研究者をご紹介します。
今回は4名の方が就任されました。 ヨーロッパ出身の方々です。美男美女揃い! 准教授のMai Kartens さん。 ダンディですごくかっこいい!少ししかお話していませんが、すでにファンになってしまいました。ドイツ人ですが、奥様は日本人だそうです。神岡での実験活動が期待されます。 博士研究員のMichael Pichot さん。 絵に描いたようなフランス人の雰囲気をもつMichaelさん(すみません、私の主観ですが)。 もちろんフランス人で、ボーダーとベレー帽が似合いそう! 博士研究員のSusanne Reffert さん、そしてDomenico Orland さん。 このお二人、なんと夫婦なんです! ドイツ人とイタリア人のカップルです。 このように、研究者を夫婦で一緒に採用するのは珍しいことです。 お二人とも有能な方だったからもちろん採用したわけですが、 彼らにとっては採用に関する柔軟性も、IPMUを選んだ理由のひとつになっているそう。 着任したばかりなのに記者会見やanniversary、セミナーなどのイベントが盛りだくさんで大変かと思いますが、一気にこの雰囲気を味わっていただきましょう。 これから共に頑張っていきます。
10月1日をもって、IPMUは1周年をむかえました!
1年前の10月1日に発足したときは事務も研究者もおらず、まったくのゼロの状態でした。 そこから少しずつスタッフが増えていき、 2008年10月1日に就任した人を加えて 今では事務スタッフ30人、専任研究者34人に。 ビジター数は150名を超えました。このうち、110人は外国籍です。 セミナー数は100回を超え、国際会議も8回開催しました。 スタッフは国際的な環境に対応するため銀行や不動産、役所や大使館へかけあったり、 ホテルの手配、旅費、ネット環境、あらゆることに対応できるよう、奔走しています。 いままでの日本の常識をくつがえすまったく新しい研究拠点として、日々成長を続けています。 明日はanniversary meetingとpartyを開催します。 皆で笑って、1周年記念を祝いたいと思います。 < 前のページ次のページ >
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