平成20年度湯川記念財団・木村利栄理論物理学賞の受賞者として、IPMUの杉本茂樹特任教授と、茨城大学の酒井忠勝准教授が決定いたしました。共同受賞ということになります。
この賞は、重力・時空理論など基礎的な理論研究で業績をあげた研究者に贈られます。
受賞理由は
「ゲージ理論/超弦・重力理論対応に基づく量子色力学の双対ホログラフ模型の構築」。
このことを受け、昨日IPMUからプレスリリースを発表いたしました。
詳しくはこちらをご覧下さい →
http://www.ipmu.jp/pdf/sugimoto_20081023.pdfプレスリリースを作成するにあたり、教授杉本から内容をやさしくレクチャーしていただきました。
研究内容が複雑なので、まったく分からない人に説明するのは難しいと思うのですが、
やわらかい言葉で丁寧に教えていただけました。
とにかく温厚な雰囲気のやさしい方です!
私は現在宇宙について勉強中なので、楽しくお話が聞けました。
杉本はノーベル賞受賞者である益川教授の研究室に以前おり、とてもお世話になっていたとのこと。
ノーベル賞受賞決定の際はちょうど京都にいて、研究室で「かんぱーーい!!」した様子がテレビに映っていたそうです(笑)。
IPMUメンバーは何名かその様子をテレビで目撃しているらしく、私は見逃してしまったので残念!
受賞式は2009年1月23日に行われます。