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  • サイエンスカフェ2013 第2回@多摩六都科学館
    [ 2013-07-02 17:11 ]
  • 9月8日サイエンスカフェFinal@多摩六都科学館
    [ 2012-09-25 18:12 ]
  • 7月7日七夕サイエンスカフェ@多摩六都科学館
    [ 2012-07-10 16:55 ]
  • 「宇宙をのぞこう!」@IPMU 
    [ 2011-11-25 17:04 ]
  • 避難訓練
    [ 2008-09-18 18:16 ]
  • LHCアトラス
    [ 2008-09-08 18:45 ]
サイエンスカフェ2013 第2回@多摩六都科学館
6月22日の土曜日に、多摩六都科学館さんと共催のサイエンスカフェ宇宙2013の
第二回が開催されました。
今回も前回に引き続き高校生や中学生を含め多くの方にご来場いただきました。
ご来場いただいたみなさん、有難うございました!!

今回のスピーカーはKavli IPMUの数学者、特任准教授の戸田幸伸さんです。
”数学・物理学・天文学が連携し宇宙の謎に迫る”Kavli IPMUですが、
実際、数学がどのように宇宙の謎を解く事に役立っているのかという
イメージはなかなか皆さんに伝わっていないのでは?という事で、
多摩六都科学館でのサイエンスカフェでは一昨年から数学者にも
スピーカーとして登場してもらい、今年は数学シリーズの第3弾で
『宇宙の幾何学と対称性』と題したトークとなりました。

ほぼ満員の会場で戸田さんはまずは”幾何学とは?”という基本の説明から始め、
後半は超弦理論などの理論物理学において幾何学が果たす役割について話しました。
カラビ・ヤウ多様体、圏論的ミラー対称性予想など、次々と飛び出す
キーワードに真剣なまなざしでメモをとる参加者の皆さんが印象的でした。


またトーク終了後も戸田さんの周りには高校生を始め、多くの方たちがあつまり
戸田さんに質問をぶつけていました。

質問コーナーでは見学に来ていたKavli IPMUの数学者、土岡さんも飛び入り参加。
高校生の質問に答えてくれました。

”数学”は基礎科学中の基礎なのですが、”数学アレルギー”の方も多く、その魅力を
伝えるのはなかなか難しいなか、今回の戸田さんのお話には来場者の皆さんからも
「すごく勉強になった」とか「興味を持った」という言葉をいただけました。

たった1時間30分のサイエンスカフェで、すべてを理解するのは難しいかもしれません。
けれども”聞いたことはあるけれど全くわからなかった” が ”ちょっとわかったかも”
になる体験や、一つでも新しい興味の対象を見つけていただければと思っています。

今年の多摩六都館でのサイエンスカフェはいよいよ今週末、7月6日(土)で最終回です。
七夕前日でもあるこの日はKavli IPMU特任准教授の前田啓一さんによる
超新星のお話です。
すでに申し込みは満員御礼で締切となっていますが、来場される方はお楽しみに


by fu-miyazoe | 2013-07-02 17:11
9月8日サイエンスカフェFinal@多摩六都科学館
ご報告が遅くなってしまいましたが、今月9月8日の土曜日に今年の多摩六都科学館でのサイエンスカフェ最終回も大盛況のうち、無事終了いたしました。
ご来場いただいた皆さん、どうもありがとうございました!!!

昨年のサイエンスカフェの数学(ガロア理論)が大好評だったという事で、今年も3回シリーズのうち1回を数学の講義にということで、カブリIPMU助教の阿部知行さんが講師として登場しました。
今回のタイトルは「図形から語る数学の世界~不思議な3つのラングランズを巡って~」。
前回までの宇宙の話よりも敷居が高いように感じる方の多い数学ゆえ、講義を聞くだけではなく、参加者のみなさんに実際に計算をして自分で考えていただき”参加する”サイエンスカフェ本来の姿が感じられる楽しい回となりました。

問題を解く参加者の方とそれを見守る阿部さん(右端)

ちなみにこのブログで過去に取り上げたことのある土屋さんをはじめ、カブリIPMUにもユニークな数学者はいますが、今回阿部さんが話題にした数学者”アレクサンダ-・グロタンディークさん”の奇人ぶりには仰天しました。
代数幾何で素晴らしい業績を残していてフィールズ賞受賞者でもあるのですが、所属していたフランス高等科学研究所(IHES)に自らの思想に反するところからの寄付があったことでIHESを辞職した上に、数学からも離れてしまってピレネー山脈の山奥で隠遁生活を送っているとか・・・・。
ちなみにこのグロタンディークさんの代数幾何学原論(EGA)と代数幾何学セミナー(SGA)はフランス語。
両方合わせると8000ページぐらいあるそうなのですが、阿部さんは原著(もちろんフランス語)で全て読んだとのことです・・・。

今回終了後に会場で何名かの方にお話を伺ったのですが、今回は山梨県から来ていただいた数学好きの中学生の方の「わからなかったけど、楽しかった!!」という感想がとても印象に残っています。
中高生の理科・理系離れが言われて久しいですが、「わからない」→「興味がない」となるところを、最先端の研究者が”なんだかわからない難しい”ことを夢中になって研究している姿を見ることによって「なんだかわからないけど面白そう!もっと知りたい!」と数学や理科に興味を持ってもらえる機会を提供する場をつくれればと思っているのですが、今回も若手の研究者である阿部さんの数学や自分の研究についての率直な話で、参加者の皆さんに数学を身近に感じていただくと共に、”数学”にかける数学者の熱意を感じていただけた大成功の回になりました。


多摩六都科学館でのサイエンスカフェは来年以降も継続して行う予定です。
今年3回のサイエンスカフェ、それぞれにご来場いただいた皆様、ご来場ありがとうございました!
またアンケートへのご回答にもカブリIPMUスタッフ一同大変感謝しています。
毎回熱心に書いてくださるアンケートには全て目を通させていただき、次回以降の参考にさせていただいています。
今後とも皆さんに科学の楽しさを伝えられる”カフェ”をはじめとしたイベントを開催していきますのでお楽しみに!!

by fu-miyazoe | 2012-09-25 18:12
7月7日七夕サイエンスカフェ@多摩六都科学館
今年2回目のサイエンスカフェが先週土曜日に無事終了しました。
ご来場いただいたみなさまどうもありがとうございました!!

今回はサイエンスカフェをプラネタリウムで行うという初めての試み。
第一部をプラネタリウムで、第二部は場所を移してカフェ形式での質疑応答
というスタイルで開催しました。

Kavli IPMU上級科学研究員の吉田直紀さんによる講演のタイトルは
「宇宙が光で満たされるまで」
まずは七夕らしく天の川銀河のお話から始まりました。
この日は七夕にも関わらずあいにくの空模様だったのですが、
日本で4番目、関東では最大のドームサイズの多摩六都科学館のプラネタリウムに
映し出される天の川銀河はとても迫力がありました。
一般の方対象(どころか幼稚園児に向けても!)の講演にも慣れている吉田さんゆえ
暗黒物質やファーストスターなどの専門的な話も、とてもわかりやすく解説してくれたので、
メモをとりながら熱心に聞き入っている方も大勢いらっしゃいました。

プラネタリウムの講演に続いては、場所を移してのサイエンスカフェ!
夕餉の時間も近い18時過ぎゆえ、「プラネタリウムが終わった後は帰られる方も
いらっしゃるかも....」という担当者の読みはみごとに外れ、
急きょパイプ椅子を準備するなど嬉しい悲鳴。
多少込み合ってしまい、息苦しく感じた方もいらっしゃったと思いますが、
何とか皆さんに座っていただくことができました。

質疑応答は”付箋紙に書いていただいた質問に吉田さんが答える”
というスタイルで行ったのですが、次々と解説を加えながら吉田さんが
答えていく様子はさながら”宇宙なんでも相談室”状態です。
付箋紙には書けないような専門的な質問をじっくりしたかったという
ご希望もあったとは思いますが、今回は人数が多いサイエンスカフェだったため
「質問はしたいけれど、大勢の前で手を上げるのは恥ずかしいなぁ・・・」
という方の質問にもお答えできていたらいいなぁと思っています。




満席の会場で質問に答える吉田さん


次回のサイエンスカフェは数学がテーマ。
夏休み明けの9月8日(土)の開催です。
応募の締め切りは8月20日。
多摩六都科学館のHPをご覧の上の上のご応募お待ちしています!








by fu-miyazoe | 2012-07-10 16:55
「宇宙をのぞこう!」@IPMU 
今週水曜日、11月23日の祝日に女子中高生を招いてのイベント
「宇宙をのぞこう!」が開催されました。

このイベントはJSTが女子中高生の理系進路選択を支援するために
行っている事業の一環として行われており、IPMUで開催されるのは
3回目になります。
また東京大学では理系最前線として女子中高生の進路選択支援に力をいれています。

今回、柏キャンパスではIPMUのお隣さんである宇宙線研究所(ICRR)との合同開催で
午前はIPMU講師の講義、午後はICRR講師の講義と実験というプログラムで
実施されました。

この日はプログラム開始前にサプライズゲストとしてIPMUの村山斉機構長が登場
村山さんの”ぜひ女子にも理系を目指してほしい!”という熱いメッセージは
女子中高生たちにも、保護者の方にも届いたことと思います

サプライズゲストに続いては、IPMUの西道啓博研究員による講義です。
女子中高生を前にした西道さんは”優しいお兄さん先生”といった感じで
宇宙の謎について講義を進めていきます。
GPS衛星が宇宙の重力の影響を受けている話などは
「へ~!!!」と思わず納得です。

そして講義の最後は”研究者になること”という、研究者を目指す中高生に向けた特別講義。
今回参加した方以外にもとても参考になると思うので
すべて紹介したいくらいなのですが、ひとつだけご紹介させていただくと、
”研究者というのは世界の一つの○○を探す仕事”
だということ。
世界で最初に○○を観測した、世界で最大の○○を行ったなど、
世界一もしくは世界初でないと意味がないということ。
世界一や世界初を見つけるだなんて
すごく夢のある仕事だと思いませんか

今回は女子中高生向けのイベントということで、西道さんに続いては
IPMUの女性研究員Alexie Leauthaud(アレクシィ)さんの講義です。
アレクシィさんはフランス人なのですが、英語も堪能なうえに、日本語も話せるのです。
今回は日本語でのスピーチとなりました。
アレクシィさんには研究者になったきっかけや研究者の魅力を話してもらったのですが、
研究者の一番の魅力は”自分の何よりも好きなことを仕事にできる”ことだそうです。
アレクシィさんは暗黒物質や暗黒エネルギーの研究をしています。
ますます日本語をブラッシュアップして次回は専門分野について
講義してほしいと思っています。

午後はICRRの伊藤助教と多米田研究員の講義&実験。
理論系の研究所であるIPMUには実験装置などがないので
実験と聞くだけでワクワクします
計算班と実験班に分かれての講義となったこともあり
ところどころしか聞くことができなかったのですが、
”理論を実証するのが実験である”という話は
理論系と実験系の研究者のイメージがわかりやすく
研究者を目指す中高生の参考になったのではないかと思います。




お昼のランチタイムと午後の講義後のティータイムは、
研究者や研究者の卵である大学院生を囲んでの懇談会の場となりました。



IPMUには女性大学院生がいないために、今回は東大理学部の
大学院生にお手伝いに来てもらいました。
いろいろな分野の”理系女子”&”理系男子”との懇談会は、
女子中高生のみなさんにとってより広い理系の分野へ興味をもつ
きっかけとして楽しんでいただけたようです。

ご参加いただいた中高生と保護者のみなさま、
今回の「宇宙をのぞこう!」への参加をきっかけに、
理系への進学や研究者に対する興味をもってもらえて、
何年か後にバリバリの理系女子になったみなさんに、
お会いできる事を楽しみにしています。

そして今回残念ながら参加することのできなかった女子中高生のみなさん、
また次回のイベントを楽しみにしていてくださいね




最後はみんな揃って記念撮影。










by fu-miyazoe | 2011-11-25 17:04
避難訓練
東京大学柏キャンパス地区で避難訓練がありました。
IPMU事務室としては、日本語が分からない研究者が、突然の放送に驚きとまどってしまわないか?という心配がありましたが、柏キャンパス事務部へ英語放送を依頼したり、メール告知するなど対策をとってきました。

火災発生!

消火訓練のあとははしご車での救出訓練。
IPMUからは代表して秘書の榎本さんが救出されました!

カメラがちょっと遠いですが。
かなり高いところから救出されているのが分かります。
「恐竜の背中に乗ったような気分」だったそうです(笑)

地震体験車や煙体験車に乗車することができたのですが、
外国籍研究者は皆真っ先に地震体験車の列に並びました。
日本といえばやはり地震。
体験しておかないと、ということでしょうか。
それにしても嬉しそうに並んでる(笑)。遊園地のアトラクションのように考えてるみたいです(笑)。

震度7はさすがに立っていられないそう。

地震や災害がないことを祈るばかりですが、備えあれば憂いなし、です。

by fu-miyazoe | 2008-09-18 18:16
LHCアトラス
機構長の村山から、また新たなビデオを紹介してもらいました。
LHCの実験装置であるアトラス装置に関するビデオです。

ジュネーブ空港の地下に設置されたこの装置は、陽子を正面衝突させたときに発生する大量の粒子を正確に観測する性能を有しています。 *参考:ATLAS-JAPAN Homepage

ビデオのグラフィックがとてもわかりやすい!
まるで映画のよう。かっこいいです。
是非ご覧下さい。









copyright: The ATLAS experiment at CERN

アトラス日本グループのブログも昨日作られたようです。
こちら -> http://lhcatlasj.exblog.jp/9004116/
exblogです。
第1回目は東大理学部広報の横山さんが執筆されています。
以前お会いしましたが、とても知的で素敵な方です。すごく美人なんですよ!
これからどんな記事が書かれるか、楽しみです。
by fu-miyazoe | 2008-09-08 18:45