6月30日サイエンスカフェ@多摩六都科学館
先週土曜日、6月30日に今年の多摩六都科学館でのサイエンスカフェ第1回が大盛況のうち、無事終了いたしました。
ご来場いただいた皆さん、どうもありがとうございました!!!

今回の講師は日本天文学会の理事長で、今年からは法政大学の教授として理工学部創生科学科で教鞭をとっていらっしゃる岡村定矩さんです。
なぜカブリIPMUのサイエンスカフェに法政大学の先生が?と思われた方にお答えします。 
岡村さんは今年3月まで”東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構”の”国際高等研究所”の所長をされていたという事で、カブリIPMUには大変ご縁のある方なのです

今回のタイトルは「バリオンの宇宙」ちょっと難しそう・・・?と思っていた方も、岡村さんの「難しいタイトルをつけていると皆さんが興味を持ってくれるので・・・」との発言で会場に笑いが広がり、和やかな雰囲気で今年のサイエンスカフェが始まりました。

岡村さんの講演はとてもわかりやすく人気があると以前から聞いていたのですが、担当者自身実際に聴講するのは初めてなので楽しみにしていました。

このところ宇宙と言えばかならず話題に上る”はやぶさ”、”小惑星いとかわ”やISS(国際宇宙ステーション)などの飛行している場所についての解説や、実際に用意したピンポン玉を太陽にみたてて太陽系から系外宇宙までの広さをイメージしてみたりのお話に、自分の頭の中にどんどん宇宙の広さのイメージがわいてきます。


サイエンスカフェですから、話を聞いているだけではなく、いろいろ考えて”参加”していただきたいという事でクイズのコーナーなどもありました。

クイズ回答札を掲げる参加者の皆さん


また、各コーナーの合間には質問コーナーを設け、気軽にQ&Aを行いました。
みなさんの熱心な質問に丁寧に答えるあまり、実は時間が足りなくなって、最後少しスライドを飛ばす羽目になるハプニングもあったのですが・・・・

ニコニコと質問に答える岡村さん


そうそう!岡村さんが天文に興味がある方に強力におすすめしていたものがあります。
それは
「一家に一枚宇宙図」です。
気軽にダウンロードできるようですので、ぜひご覧いただければと思います。


次回のサイエンスカフェは今週土曜の7月7日。このブログを読んでいただいている方にはおなじみの(?)吉田直紀さんが登場です。
プラネタリウムを使っての少し変則的なサイエンスカフェですが、その分迫力のある映像を楽しむことができます。(昨日リハーサルをのぞいてきましたが仕事を忘れ思わずボーっと美しい映像を眺めてしまいました・・・)
若干名でしたらまだお席がご用意できますので、「なんだか楽しそう!」と思っていただけたら前回のブログ記事をご覧の上、7月6日までにご応募ください。

また9月のサイエンスカフェは今回と同じくカフェ形式で行います。「サイエンスカフェを体験してみたい!」という方は9月の阿部知行さんのサイエンスカフェ(多摩六都科学館で応募受付中です)にお越しください。



by fu-miyazoe | 2012-07-03 14:06 | イベント
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