ヒッグス粒子とCERNの発表
「ヒッグス粒子と思われる新しい素粒子が発見された」
昨日は物理学の分野にとって、とても大きな一日でした!
と、思っていたらテレビニュースをはじめ、新聞各紙、そしてワイドショーまで
日本のそして世界のメディアもヒッグス粒子一色。
物理学だけの話題にはとどまりませんでした。

カブリIPMUにはCMS・ATLASと言ったヒッグス実験グループの研究者は
いませんが、機構長の村山さんはじめ素粒子論の研究者も多いため、
副機構長の片山さんのアレンジで、機構内でCERN発表のWebcastを
生中継で見るイベントが急きょ開催されることになりました。

まずは午後3時40分から、アメリカのカリフォルニアにいる機構長の村山さんと
テレビ会議システムをつなぎ、ヒッグス粒子や今回の発表の意義についての
ミニレクチャーが行われ、それに引き続きCERNのウェブキャストの生中継を
見るというなんとも贅沢な会。
機構内のほとんどの研究者が大講義室にあつまりました。

右側のスクリーンが村山さん@米国

そして大きな成果が発表されたときにはCERNの発表会場と同じく
Kavli IPMUのサテライト会場(←自称)でも大きな拍手が沸き起こり、
とても感動的な場面でした。
機構長の村山さんも今回の発表は”金字塔的な成果。物理学の新たな一歩になる”と語っていました。


とはいえ、英語でのデータを交えた研究成果の発表なので、??な思いを抱えて
会場から戻ってきたところで数学の研究者を発見!!!
早速つかまえて感想を聞いてみたら、「全然わからなかった」とのこと。
なんだかホッと一安心した担当者でした。
(たぶん”わからない”のレベルは違うとは思いますが・・・・(笑))




by fu-miyazoe | 2012-07-05 14:39 | その他
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