2011年ノーベル賞受賞!シュミット博士講演会を開催します
今年のノーベル各賞の発表も無事終わりました。
物理学賞では昨年に続いての天体物理学や素粒子物理学などKavli IPMUの
研究に近い分野からの受賞とはならなかったものの、日本国民としては
医学生理学賞での山中さんの受賞という大変明るいニュースがありました

さて、今日は”ノーベル賞つながり”で、ノーベル賞受賞者による講演会のお知らせです。
超新星観測から宇宙の加速膨張を発見したことにより2011年度のノーベル物理学賞を
受賞した3名のうちの一人、ブライアン・シュミット博士が11月に来日されます。
今回東京大学では博士の来日に合わせ、2012年11月19日(月曜日)18時より
理学系研究科付属天文学教育センター、ビッグバン宇宙国際研究センター、
カブリ数物連携宇宙研究機構という3つの宇宙・天文の研究所の主催で
シュミット博士の講演会を開催することとなりました。

講演のタイトルはズバリ、
「加速する宇宙 The Accelerating Universe」
です。

ノーベル賞につながった研究をいかに進めてきたのか、また加速膨張を続ける
宇宙の未来とは・・・?などとても興味深い講演内容になっています。

英語での講演ですが、スライドには日本語の用語解説も入りますし、先着650名には
同時通訳機も貸出します。
事前申し込み不要となっておりますので、ノーベル賞受賞者の講演を楽しむ絶好の機会に
どうぞお誘いあわせの上、足を運んでいただければと思います。


  講演会 「加速する宇宙 The Accelerating Universe」
講  師: ブライアン・シュミット(Brian P. Schmidt)博士
       2011年ノーベル物理学賞受賞
      (オーストラリア国立大学ストロムロ山天文台)
題  目:  「加速する宇宙 The Accelerating Universe」
日  時: 2012年11月19日(月)18時~19時(17時半開場)
会  場: 東京大学本郷キャンパス 安田講堂(東京都文京区本郷7丁目3番1号)
入  場: 無料。事前申し込み不要。当日先着順。どなたでもご参加できます。
定  員: 1100名
備  考: 講演は英語ですが、同時通訳がつき、スライドには日本語の用語解説が入ります。なお、同時通訳受信機は先着650名様に限りご利用いただけます。
問い合わせ先: (Eメール)toiawase◎resceu.s.u-tokyo.ac.jp
※メール送信のさいはアドレスの◎を@(アットマーク)に変えて送信ください。

詳しくはブライアン・シュミット博士講演会ホームページをご覧ください。











ブライアン・シュミットも





昨年は

# by fu-miyazoe | 2012-10-17 14:27 | イベント
ノーベル賞の季節です
昨夜はiPS細胞の山中 伸弥さんのノーベル医学・生理学賞受賞に日本中が沸きました。

日本人として嬉しいのはもちろんですが、山中さんは京都大学iPS細胞研究所(CiRA)所長でもあると共にKavli IPMUと同じWPI(世界トップレベル研究拠点プログラム)採択拠点のひとつ、 iCeMSの主任研究員でもあります。
優れた研究環境と高い研究水準で”世界から目に見える”研究機関”として設立されたWPI拠点から、初のノーベル賞受賞者が出たこと、同じWPI拠点のスタッフとしてとても誇らしく思います。
山中先生(とiCeMSのみなさん)、おめでとうございます!!

そして日本時間の本日、10月9日はノーベル物理学賞の発表です。

昨年は超新星の観測から宇宙の加速膨張を突き止めたソール・パールムッター博士他3名が受賞しました。
宇宙分野の研究であるだけでなくパールムッターさんはUCバークレー校での村山機構長の同僚でもあり、その研究グループにKavli IPMUの研究者ロバート・クインビーさんが参加していたこともありKavli IPMUにとっても嬉しいニュースでした。

今年も間もなくの発表を楽しみに待ちたいと思います


# by fu-miyazoe | 2012-10-09 10:51 | 日常
そりゅうし?
Tシャツとジーンズがトレードマークのようになっている村山機構長を筆頭にKavli IPMUはカジュアルな服装の研究者がとても多い研究所です。
特に春から秋にかけてはTシャツを着ている研究者が多いのですが、そのTシャツが世界各地の研究機関のノベルティ商品だったり、数式がはいっているデザインなど街では見かけないタイプのものも多く、Tシャツウオッチングもなかなか楽しいのですが、ある日ひも理論の研究者、杉本茂樹さんが着ていたTシャツには特に目を惹かれました。

なぜか海老のように体を反らせた牛がデザインされており、上に何やらローマ字が書いてあります。
「牛が好きなのか?はたまた丑年生まれなのか・・・???」
と、杉本さんに聞いてみたところ、そのTシャツは友人の研究者がデザインしたもので、
実は


素粒子→そりゅうし→そりうし=反り牛
  ⇒SORIUSHI (反った牛)Tシャツ

とのこと。

牛のデザインTシャツだと思っていたら、その実”素粒子”Tシャツだったのです。
まさか素粒子が反った牛になって、Tシャツになっているとは・・・・

そして先日”そりうし”Tシャツをデザインされた佐賀大学の研究者、橘 基さんが
Kavli IPMUにVisitorとしてやってきました。
橘さんに制作秘話を伺うと、実は「素粒子→そりうし」を最初に発案(?)したのは杉本さんで、(本人はなぜか頑なに否定していましたが)そこから
反った牛のデザインのアイデアができたとのこと。

実際のデザインはこちら ↓

そりうしTシャツの橘さん(左)とそりうしTシャツ所有者の杉本さん(右)
@ある日のティータイム



佐賀大学の橘さんは研究の傍ら、SORIUSHIに続く第二弾、第三弾も鋭意企画中とのこと。
新作のお披露目も楽しみにしています!


# by fu-miyazoe | 2012-10-06 09:00 | 日常
11月10日(土)は宇宙線研究所との合同講演会です
柏キャンパス一般公開に続けてのお知らせになります。
来月、11月10日に今回で第7回目を迎えるカブリ数物連携宇宙研究機構と宇宙線研究所(ICRR)の合同一般講演会が開催されます。
Kavli IPMUは理論研究を行っている研究者、”理論屋さん”が多く所属する一方、ICRRは様々な実験に取り組んでいる”実験屋さん”が多いということもあり、両研究所が共同で行うこの講演会はそれぞれ違った手段・手法で宇宙研究に取り組んでいる研究者の話を一度に楽しめることで毎回ご好評をいただいています。

今回はKavli IPMUから主任研究員の杉山直さんが講師として登壇します。
メディアや講演会でもおなじみの杉山さんが暗黒エネルギーについて最新の研究成果を交えてわかりやすくお話しします。
またICRRからは塩澤眞人准教授がニュートリノ研究についてお話しします。普段は神岡で実験に取り組まれている塩澤さんからどんなお話が聞けるかも楽しみです。

こちらの講演会は事前申込みによる抽選制になっています。
申込み締切は10月19日ですので詳しくはKavli IPMUのHPをご覧の上、たくさんのご応募お待ちしています。


# by fu-miyazoe | 2012-10-04 21:34 | イベント
10月26&27日は柏キャンパス一般公開です!!
今月、10月26日27日に毎年恒例の東京大学柏キャンパスの一般公開が行われます。

Kavli IPMUでは「重力とは何か」が大好評の主任研究員、大栗博司さんの講演会をはじめ、研究棟の見学ツアーや、デジタル宇宙シアターの上映なの企画を用意しています!
また柏キャンパス全体のイベントとして機構長の村山さんの講演会も予定されています。
おまけに大栗さんの講演会と村山さんの講演会は同日に行われるため、”講演のはしご”が可能になっています。
ただしいずれの講演も先着順となっていますので、「どうしても参加したい!!」という方はお早目の来場をお願いします!
講演会以外にも小・中学生にも楽しんでもらえるようなクイズ企画なども用意していますので、ご家族そろってのお越しをお待ちしています

スケジュールなど一般公開についての詳しい情報はKavli IPMUのHPをご覧ください!

更にもっと贅沢に”宇宙講義三昧”をしたい方には、同じく10月27日(土)に柏の葉キャンパスにほど近い”さわやか千葉県民プラザ”でKavli IPMU准教授の向山信治さんの講座もおすすめです。
向山さんの講座のタイトルは「四次元を超える宇宙とひも理論」
こちらの講座は事前申込み制で締切が10月13日とのこと。
詳しくは県民プラザのHPでご確認の上、お申込みください。


# by fu-miyazoe | 2012-10-04 21:13 | お知らせ