高エネルギー物理の広報担当者が半年に一度集まり情報交換をするInterAction会合に参加してきました。
今回はスイスとフランスの国境境にあるCERN(最近は、『天使と悪魔』の映画の一舞台として有名になりましたね)で会議が行われました。 初日は、CERNのツアーをホスト役が組んでくれました。 初めて訪れましたが、その規模の大きさに驚きました。 写真は、ATLASのコントロールルームです。 スケルトンになっているので、見学者は研究者の生活をリアルに感じることができます。 ここには研究紹介の3Dシアターもありました。 また、LHCのトンネル制作の現場も見学させてもらいました。 会議には、Fermilab、SLAC、DESY、KEKなどの機関が参加。 Twitterなど使用した新しいメディアやコミュニケーションのあり方について、各国のアウトリーチの方法などについて情報交換をし合いました。 とても勉強になり、いろいろ考えさせられました。
ニッポン放送の番組「宇宙GメンTAKUYA」よりTAKUYAさんがいらっしゃいました。
"なぞたまXファイル"というコーナーで、週に1回1ヶ月に渡り宇宙の不思議に迫るとのこと。佐藤勝彦氏へのインタビューのため、IPMUに来ていただきました。 「ワープはできる?」「タイムマシンはできる??」「宇宙人はいる???」などなど、皆が不思議に思っていることをたくさん質問していただきました。 このこたえ、気になりますよね? そんな方は是非「宇宙GメンTAKUYA」を聞いてみてください(対象は10代の番組ですが)! 横で聞いていても、とっても面白いやりとりでした。
InterActionという、高エネルギー物理広報担当者によるネットワークがあります。
ここは、スイスのCERN、アメリカのFermilabやSLAC、カナダのTRIUMF、ドイツのDESY、日本のKEK・・・などなど、世界のビッグネームの研究所(加速器を持っている!)の広報担当者が情報交換や協力をし合うネットワークなのですが、なんとIPMUもメンバーになっています。恐縮ながら・・・! そして、4月14日〜15日の2日間、IPMUがホストとなって、国際会議を行いました。 前回の会議の記事はこちら→http://ipmu.exblog.jp/10087344/ 今回の議題の目玉はやはり「Angels & Demons」でしょうか。 この映画、CERNが舞台の一部に使われているのですが、CERNの実験でできた反物質がテロリストの手にわたる、というストーリーでして。 どうCERNが対応したか、という話はとても興味深かったです。 ほか、Twitterの可能性や日本の漫画文化の広報への応用、いろいろと面白い話が目白押しでした。 私はというと、ホストとしてとにかく無我夢中でがんばったので、終わったあとはもうヘロヘロに。 でも皆さんからはたくさんのお礼とお褒めのお言葉をいただき、がんばってやってよかった!!と。 嬉しいので、メールを引用してしまいます。 I was very impressed with the content of the discussions and with your coordination of the events, the facilities, hotel and restaurant reservations, etc. It all went very well and I learned a lot! So, I just wanted to thank you again for your efforts on our behalf. It was a very useful conference. ありがとうございます!!!
科学技術広報研究会のホームページができたというおしらせです。
科学技術広報研究会(英語名:Japan Association of Communication for Science and Technology )は、 研究機関や大学などの広報担当者が、所属する組織の枠をこえて、広報活動における問題意識・問題点を共有し、それらを通して助け合い、共に成長していくことを目指したネットワーク です。 私は紹介で今年の夏から参加しております。 現在の活動としては、 今週の土曜日からの“サイエンスアゴラ”に出展します。 ちなみにIPMUの講演会はこの研究会からの出し物です。 HPはこちら。 http://jacst.kek.jp/ IPMU同様、できて1年ちょっとの新しい組織です。 こちらの活動でも、大きく成長していきたいです。
ブログの更新が随分ご無沙汰になってしまいました。
先日、interactions.orgの会合に参加してきました。 interactions.orgは、世界中の素粒子物理に関する研究所の広報担当者が集まるいわばNGOのようなもの。 素粒子関係の研究は非常にグローバルなものです。 ここでのつながりを利用すると、プレスリリースや研究所のニュースを世界中に伝えてもらうことができます。 それぞれの研究所の現状や広報活動についての報告をするため、半年に一度メンバーが集まります。 今回はカナダのバンクーバーにあるTRIUMFの広報担当者がホストとなって、計17名がTRIUMFに集まりました。 IPMU広報として初参加した私。 最初はとても緊張していましたが、皆とても良い方ばかりで、話もはずみ、楽しい時間を過ごすことができました。 アメリカ・カナダ・ドイツ・フランス・日本の各研究所から広報担当者がきていたわけですが、それぞれの研究所のカラー・国カラーが出ていたので面白かったです。 それぞれのカラーって、どうしてもにじみでてきてしまうものなんですね。 また、CERNの広報担当者の、LHC稼働に際しての報道対応報告や、イベント活動報告が非常に興味深かったです。 見識が広げることができ、有益な会議でした。 IPMUも初参加ということで20分ほどプレゼンの時間を取ってもらい、目的や組織、アウトリーチ活動について説明いたしました。 英語でしたし、こういった機会が初めてだったので、上手に伝わったかが不安でしたが、 「とても革新的な研究所だということが伝わった」などと感想をいただき、 嬉しい思いをしました。 来年はIPMUでこの会議を行うことに決定しました。 皆さんに良い報告ができるよう、そしてIPMUをもっと理解してもらえるよう、 今後も広報活動を頑張っていきます!
10月2日に、発足1周年の進捗状況をお伝えする記者会見を開きました。
10月1日をもって発足1年が経過、 さらに その日に外国籍の専任研究者が全体の5割を超えました。 WPIプログラムから提示された目標として ・研究者のうち30パーセント程度は短期滞在者を含め外国人 という数値がありますが、IPMUはその数値を大幅に上回ることができたといえます。 真の国際拠点として急成長するIPMUの歩みを機構長村山が説明しました。 この会見で、IPMUらしさを出すために工夫したことがあります。 それは、外国籍の専任研究員10名を会見に参加させたことです。 これは機構長のアイディア。 IPMUを選んだ理由、実際のIPMUでの生活、そして研究活動について、研究者自身に語ってもらいました。 記者からの質疑応答に多くの研究者が進んで応えてくれました(通訳は機構長がつとめました)。 記者の方から 「すべてにおいて日本にない新しさがあるが、会見のやり方も新しいですね」 という言葉をいただきました。 自分たちでIPMUを盛り上げていく、そして成果を必ず出してみせる、という 彼らの熱意が記者の方々に伝わったのではないかと思います。
10月1日をもって、IPMUは1周年をむかえました!
1年前の10月1日に発足したときは事務も研究者もおらず、まったくのゼロの状態でした。 そこから少しずつスタッフが増えていき、 2008年10月1日に就任した人を加えて 今では事務スタッフ30人、専任研究者34人に。 ビジター数は150名を超えました。このうち、110人は外国籍です。 セミナー数は100回を超え、国際会議も8回開催しました。 スタッフは国際的な環境に対応するため銀行や不動産、役所や大使館へかけあったり、 ホテルの手配、旅費、ネット環境、あらゆることに対応できるよう、奔走しています。 いままでの日本の常識をくつがえすまったく新しい研究拠点として、日々成長を続けています。 明日はanniversary meetingとpartyを開催します。 皆で笑って、1周年記念を祝いたいと思います。 < 前のページ次のページ >
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